噛み合わせと姿勢
歯医者のひとり言。^_^
近年噛み合わせが全身にどの様な影響を
及ぼすか様々な研究が行われてきました。
例えば私達の日々の臨床の中でも、施設に
入所中の高齢の患者さんが義歯を入れて
上下でしっかり噛み合わせ出来るように
してあげる事で転倒の回数が減った
等という事をよく経験します。多くの
歯科医や医師の方々も経験されている
事でしょう。しかしこれは今になって
分かった事ではありません。
私達が歯学部の学生の頃にも同じ話を聞いた
事があります。
けど正直な所、当時はその理由について深く
考えた事は無かったです。また今患者さん
から質問されてその理由を明確に答える
事が出来る歯科医や医師はどの
程度いるかも疑問です。もしかしたら疑問
にすら思わない歯科医、医師もいるかも
知れません。(^^;;
高齢の方の転倒が減った理由はこうです。
咬合(噛み合わせ、噛み締め)は足関節
に関わるヒラメ筋(関節の伸展)の
拮抗筋である前脛骨筋にも反射を促進
する効果があります。噛み締めにより
相反性Ia 抑制が減弱される事を意味し、
これにより筋肉の共縮が起こりやすく
なる。つまり簡単に言えば、
「噛み合わせる事により関節が固定され、
姿勢の維持に役立つ」という事なのです。
私達の日常の動作を思い返してみて下さい。
衝撃に耐える時、重い物を持ち上げる時、
つまづいてこけそうになり、足を踏ん張った
時、私達は当たり前のように歯を食いしばる
、噛み締めているのです。
良書。オススメです。^ ^
初めまして。
9/7にめでたく長男が誕生しました。😊😊
仕事の関係で出産当日は会えず、その2日後金曜日の夜に沖縄に向かいました。
妻が入院している病院は北部名護市にあるので、那覇から2時間近く車でかかる。
焦る気持ちを抑えながら高速を飛ばす。
病院に着いたのは夜8時前だった。病院に行くと妻がベッドに座っていた。
院長先生から話があるとの事で早速面会室へ。
院長からは帝王出産の経過と息子の状態の説明があった。その前に術中に妻の体の中で大きなミスがあった事を説明、謝罪された。
手術なので、riskが無いわけではない。細心の注意を払ってもミスは発生するもの。だからと言ってそれは許されるわけではない。
色々と納得いかない点は多いが、家族での話し合いの末 大事にはしないと決めた。
注意深く経過を観察し必要に応じて専門医が診てくれるとの事である。
話を戻し、ようやく息子に会えた。まだ小さく小さく触る際に恐怖をかんじた。
でもやっぱり可愛い。愛おしくて仕方ない位に。皆自分の子が1番という理由も変わる。
あとは無事に退院してくれたと思う
誕生。
長男 祐伍
07/09/2016
15:47分誕生
体重: 2928g
身長: 47.5 cm
2016年 9月7日 水曜日
今朝の兵庫の天気は晴れ時々曇り。気温は33度で湿度も高くて暑い。
沖縄地方は台風の影響を受けているようだが
大丈夫だろうか。
昨晩は今日の事を考えるとあまり眠れないかと思ったけど、案外よく眠れた。
寝る前に、入院した妻と電話でお喋りした。
帝王切開の不安よりも、暫く続く絶飲食に耐えれるかの方が心配らしい。
肝がすわっているというか、いかにも妻らしくてうけたよ。
今朝はいつも通り7時に起床し、フルーツとパン、コーヒーで軽めの朝食。
台所に設けた小さな祭壇にお酒をお供えし、今日の無事を祈る。
どうか無事に出産を終えますように。
気持ちは不思議と穏やかで落ち着いている。
今日は特別な日。だけどいつも通りに生活をしようと心に誓う。
妻は沖縄で出産という大仕事をする。
僕は妻の出産を祈りつつも 仕事に集中する。
遠く離れた兵庫で心配しても仕方がない。
何もしてあげれないんだから。
妻も沖縄で頑張っている。
だから僕も頑張ろう。
今日の夕方に来るであろう嬉しい報告を待ちながら。
明日僕は父になる。
明日僕は父になる。
今の心境を未来の自分に向けて書き留めておこうと思うんだ。
正直なところ、今の心境は緊張と不安、喜びが
混ざり合った不思議な気分だ。
とにかくまずは明日無事に出産を終えてほし
い。 母子ともに安全に。それを願うばかりだ。
妻の妊娠が分かったのは、沖縄帰省中の朝だったな。
朝ホテルの部屋で寝ている時に妊娠したかも知れないと嬉しそうに話す妻。
はじめは冗談だと思っていたよ。
けど妊娠検査薬で明確に陽性反応が出ているの
を見て自分の鼓動が早くなるのを感じた。
あの時の感動はきっと一生忘れないと思う。
体外受精に失敗し意気消沈している妻を見るのは本当に辛かった。
僕自身は子どもが出来ないならそれも仕方なし。子どものいない人生も悪くはないよ。
と自身に言い聞かせ覚悟もしていたんだ。
気分転換のために2人で行った宮古島の旅。
そこで見た二重の虹の橋。あの虹を見た時に
なんだか凄く心が軽くなった気がした。
沖縄に帰省するたびに行った瀬長島の子宝岩。
いくつも石を投げ入れた。思いを込めて。
子宝祈願に参拝した泡瀬ビジュル。そこで温かい言葉で僕らを励ましてくれた優しいオバー達。
妊娠初期の辛い悪阻、食欲低下。どうしたものかと僕も悩んだよ。
2人で受診した親愛クリニックの検診。
休みの日だけど朝早起きして通院したよね。
エコーで見るたびに成長する赤ちゃん。
生命力の強さに圧倒されたさ。
初めて胎動を感じた日の嬉しさ。
日に日に大きくなっていく妻のお腹。色んな事があったね。 3人とも本当によくここまで頑張ったよ。
我が身のことのように案じてくれた家族や友人達の優しさ。感謝してもしきれない。
この子は生まれる前から沢山の人達の愛情に包まれている。本当に幸せな子だ。
そしてこの子は僕らを親に選んでくれた。
僕達夫婦も本当に幸せ。
「僕らを選んで生まれてきてくれてありがとう。」
明日から僕ら夫婦の人生は大きく変わる。
想像していなかった沢山の問題にぶつかるだろうし、うまくいかない事もあると思う。
同時に嬉しい事も感動する事もたくさんあるだろうな。
そして今まで以上に僕らの人生は充実する。
ドキドキするけど楽しみで仕方ないよ。
僕らを産んでくれた両親の事を思う。きっと同じような心境だったに違いない。
命をかけて僕らを育ててくれた両親には感謝の念が尽きない。これからも人生の先輩として未熟な僕らにアドバイスして下さい。
明日闘いの舞台にあがる妻へ。
僕も明日は一日中あなたの側にいるよ。
何も心配はいらない。一緒に頑張ろうね。