食べる事は生きること 2
人の細胞は毎日turn over(生まれ変わり)をしており器官によって異なりますが、だいたい数か月〜5年、体全体の細胞は約6年で入れ替わると言われています。
今食べている物が数年先の自分を作る。
今の自分を作っている物は5、6年前に食べた物の影響を受けているという事になります。
僕も海外での生活が長かったですが、その時によく言われたのが日本人は年齢に比べて若く見られるという事でした。
実際に僕もよく若く見られましたが、同い年や歳下の外国人の方は老けて見える気がしました。それはまさに日本人と外国人の食生活の違いによるものだと思います。
もちろん、紫外線やストレスなど様々な要因もあるかと思いますが。
私達の体を作る細胞は食べ物に大きな影響をうけています。いつまでも若々しく健康でいるためにはそのベースとなる細胞の環境を整えてあげる必要があるのです。
年齢のわりに老けて見える人は実際に細胞の老化が進んでいると考えてよいと思います。
自分を含め周りの方は年齢相応に見えていますか?それとも若く?老けて見えますか?
もう一度食生活を見直してみましょう。
食べる事は生きる事。1
名護市にあるビーガンベーカリーのパンです。
素材にこだわり、丁寧に作られているパンは絶品です。(^-^)
最近の子ども達を見ていて感じる事。
その一つが食に対する興味の低さです。
子どもは小学高学年から高校生になる頃までが成長のピーク。その時の食生活はとても大事で
特に運動をしている子どもはたくさん食べる事で体作りをしていきます。
僕自身もそうでした。
今の子ども達と僕達の子供時代では様々な違いがあるのかも知れませんが、不思議な事に食べる事に対する興味が低いように感じます。
食べる量も少ないし、携帯を片時も離さずゲームに夢中になり食事に対する集中力も低い。
おやつの方が好きなのか、ご飯を食べ始めてもすぐにお腹がいっぱいになる。
食べている物の中身も気になってしまう。
やっぱり食育が今の時代この日本にはとても大切になってきている気がする。
我々医療従事者は勿論の事、学校教育の場でも
親子に対する正しい食育を指導していく必要があるのではないだろうか。
医学不要論⁇
最近SNSの書き込みや、私自身の知り合いの中にも「医学不要論」を唱える人がいる。
人の生命を守り、健康の維持増進に寄与する
はずの西洋医学が、結果的に人々を不健康にしている。場合によっては人の寿命を縮めているという事のようだ。
西洋医学を学び、それを実践している私達にとってはshockingな事でもある。
けど、私自身は至って冷静にそれを見ている。
幸いにも私は大学の歯学部に入る前は四年生の
一般学部で学んでいた。
また留学を通して医師や歯科医師などの医療従事者のみならず、セラピストや漢方医、その他
色んな職種の方々と交流を深めるチャンスにも恵まれた。
留学により、私自身の医学、歯科医学に対する考え方が変わったのもまた事実なのだ。
人々の健康に関わる仕事に就いている人達は
皆それぞれの考え方、信念に基づいて仕事をされている。
職種に関わらず皆に共通して言える事は、辛く苦しい思いをしている人々を少しでも楽にしてあげたい。癒してあげたいという優しさ、愛情でないだろうか。
残念な事に良かれと思ってやった事が実は逆の結果になってしまった…
そういう経験をした人はたくさんいるはず。
私は西洋医学も東洋医学も自然療法も否定はしない。それぞれの良い所を取り入れた考え方に基づいて日々診療に当たっている。
大切なのはある1つの考え方だけに偏らない事。固執しない事。視野を広くし常に柔軟に考える事ではないだろうか。
もう一つ言える事
どのような病気や不快な症状でも、実際にそれを体験した人にしかその辛さは分からないのである。
強い偏頭痛で一日中吐いている人の辛さ、癌で耐え難い苦痛と命の期限を突き付けられた人のつらさ。それを見守る家族の辛さ。
酷いアトピーで身体中を掻きむしり、全身血だらけで朝を迎える患者さんの辛さ。
患者さんの心身の辛さは体験した者にしか分からないのだ。
そういう患者さんにとって、西洋医学は大きな貢献をしているのは間違いない。即効性、ADLの改善、様々な面で患者さんを助けている。それを個人的なエゴで否定するのは如何なものだろうか。
西洋医学は急性症状や救命で、東洋医学は未病、慢性疾患に、自然療法は予防の面で。
それぞれに大きな役割を果たすのだ。
医療に携わる人間にとって、何よりも大切な事
それは正しい情報を患者さんに提供すること。
自らの診断、治療法に責任を持つ事、患者さんに寄り添う心を持ち続ける事。ではないだろうか。
理想としてはそれぞれの垣根を外し、あらゆる分野の治療家が協力し合う事だと思う。
顎関節症。その1
里帰り。
妻を沖縄の実家に送り届け 兵庫に戻って来ました。母子ともに安全に出産を終える事を祈祈るばかりです。これから暫くの間、兵庫と沖縄を往復する生活が続きます。
妊娠初期から後期に入るまでの期間、毎日生命の神秘と母親の愛情の深さ、精神的な強さを傍で感じていました。子どもは人類が歩んで来た40億年という生物の進化の過程を母親の子宮の中で僅か10ヶ月少々で終えて生まれ出てくる。その成長の早さは凄まじい。刻々と変化する妻の体の変化を見ていて驚きと感動の連続でした。子どもと母親の絆が強いのも当り前だと思います。
微力ではあるけれど、これからも出来る限り妻をサポートしたい。そう思います。
子どもが生まれたら今度は 子育てという未知の領域の大仕事が待っています。夫婦で助け合い子育てを通して私達も様々な事を勉強し、子供と一緒に成長していけたらと思います。
さあ、明日からまた新たな気持ちで一生懸命働きます。沖縄までの交通費も必要になるし、これから始まる親子3人での新生活に向けて蓄えていかなければいけません。妻は出産という大仕事に備え体調を整える。私はしっかりと働いて家族を養う。1日1日を今まで以上に大切に過ごして行きたいと思います。